加齢臭 どこから
人の皮膚には「皮脂を分泌する穴」と「汗を分泌する穴」があります。
汗を出す穴にはさらに2種類の穴があり、一つは体温を調節する為の穴「エクリン腺」と
ごく限られた場所にしかない「アポクリン腺」という穴があります。
皮脂腺は、皮膚の内層にあって、脂質を蓄積して、
毛孔を通じて皮脂として体表に分泌する腺。
手のひらと足のうら以外の全身にあります。
皮脂腺から出る脂肪酸が、酸化したり、醗酵したりして体臭の原因物質になります。
皮脂腺には「パルミトオレイン酸」という脂肪酸が溜まっていき、
これが酸化、分解することにより
「ノネナール」と呼ばれる体臭・加齢臭の原因物質になります。
だいたい40歳ぐらいから酸化に対する抑制力が低下しはじめ、
ノネナールが多く発生してしまいます。
これこそがに「加齢臭」とよばれるものです。
そういうわけで、加齢臭はほぼ全身から臭うといえるでしょう。